のれんイメージオリジナル暖簾、特注のれんについて取りまとめてあります。概算の価格や、大きさ、生地、縫製などなど、のれん作りのポイントとなる項目についてご紹介しております。

検討するポイント

オリジナル製作の場合には、デザインやサイズ、生地などをどのようなもので製作するか具体的な検討が必要となってきます。制作にあたってのポイントをいくつか取りまとめておりますのでご参照ください。。

サイズについて

のれんは取り付ける場所の間口などにあわせて製作します。入り口などにつける場合が多いので半間(90cm)や1間(180cm)前後の幅が一般的です。長さは取り付ける場所に応じてご検討ください。あまり長くしすぎると、くぐりにくくなる場合もありますのでご注意ください。割れ目の深さで調整することもできます。
サイズ90*50cm
サイズ例
W90cm×H50cm
サイズ180*60cm
サイズ例
W180cm×H60cm
サイズ90*120cm
サイズ例
W90cm×H120cm

生地について

のれんには使われる生地をいくつかご紹介します。木綿の生地がよく使われています。麻生地でも作成できます。
生地のご参考画像 生地の種類
天竺木綿 天竺(てんじく) 一番オーソドックスな木綿生地です。幅広い場面で使われています。
10番天竺 10番天竺 しっかりとした仕上がりの平織の木綿生地です。太い糸を使っています。
79A 79A 79Aキャンバスとも呼ばれ、11号帆布より少し薄いタイプです。丈夫な生地です。
綿バンデン 綿バンデン ざっくりした織りが特徴です。染めるとしっかり感もあります。
シャークスキン シャークキン 鮫肌の意味です。生地の表面の特徴から名付けられたものです。少しツヤ感もあります。
シャンタン シャンタン 横に入った筋目が特徴です。風合いのある暖簾に仕上がります。
麻 麻 天然素材ならではの織りムラなどがあり、1枚1枚表情に違いがあります。
生地のハギレをお送りすることもできます。
お問い合わせフォーム もしくはFAXにて送付先とご希望の生地をご連絡ください。

関連ページ:生地についての基本講座

縫製について

のれんは割れ目を入れますが、何カ所に割れ目を入れるかはご指定いただけます。横幅とのバランスを見ながら何枚割れにするかをご検討ください。 上部は棒を通すために、袋縫いにするタイプとチギレ(棒通しの輪)をつけるタイプがあります。
のれんの割れ目 のれんのチギレ画像
のれん割れ目部分画像 チギレ部分拡大画像
割れ目の深さと上部の棒通し部分の直径などは取り付け場所に応じてご指定いただくことができます。通常、割れ目の深さは 暖簾全体の2/3程度、上部の太さは直径3cm程度の棒まで対応できるように仕立てます。

原稿・デザイン

オリジナルで制作する場合には、デザイン内容や色使いによっても金額が変わってきます。

原稿について

シンプルなデザインの暖簾オリジナル暖簾(のれん)は、デザインの内容によって金額が大きく変わります。 サイズや生地の種類よりもデザイン内容の方が金額に大きく影響します。 色数が多いと型数が多くなりますので金額が高くなります。色をたくさん使ってもかえって目立たない場合もありますので、少ない色数でより効果的にデザインすることをお勧めします。 のれんは木綿や麻生地に加工しますので、多色刷りや写真、細かい図柄などは表現できない場合もあります。複雑な絵柄は不向きなため、紺地に白ヌキ文字などのシンプルなものが多いです。

書体について

一般的なフォントであれば対応可能です。あまり小さい文字や細い書体は印刷が難しい場合もありますので、太くて大きめな書体をおすすめいたします。よく使われるフォントについていくつかピックアップいたしましたので、書体例をご参考にフォントをお選び下さい。 また、組み込んで染めることが出来るロゴ書体やイラスト、マークなどもあります。この場合にはIllustratorなどでのデータの入稿が必要となります。データ形式などで何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
書体 書体例
角ゴシック 角ゴシック
丸ゴシック 丸ゴシック
明朝体 明朝体
楷書体 楷書体
行書体 行書体
ポップ体 ポップ体
江戸文字 江戸文字

色について

生地は白いものから加工する場合と、元々色のついた生地にプリント加工する方法があります。最初から色のついた無地のれんを使う場合には生地の色は既製品の色になります。
すべて特注でのれんを作る場合には、ご指定いただいた色にあわせて調色しますので、具体的に色のご連絡をいただく必要があります。デザインや印刷関係では、DICのカラーガイドやPantoneなどのカラーチップ番号でご指示いただくこともできますが、一般の方は現物や色の分かる資料などをお送りいただければ、そちらに合わせて加工いたします。特にはっきりと厳密な指定がない場合にはパソコンの画像の色を参照して制作することも可能です。
関連ページ:デザインについての基本講座
関連ページ:色についての基本講座

オリジナル暖簾(のれん)制作の価格

オリジナルで暖簾を作成する場合の金額については、価格を掲載したページがございますので、そちらをご参照ください。よくあるいくつかのパターンでそれぞれ金額を掲載しておりますのでご参照ください。 なお金額は概算価格ですので、原稿内容等の詳細をご連絡いただけましたらお見積いたします。

価格表 暖簾(のれん)作成価格のページへ

制作までの流れ

縦横のサイズや、割れ目の数、全体のデザインなどがある程度決まってきたらお気軽にお問合せください。すぐにお見積いたします。お見積りの内容をご検討いただき問題がないようであれば、具体的な原稿のお打ち合わせに入ります。メールやFAXなどでお打ち合わせしながら原稿内容を詰めていき、原稿が確定してから本製作に入ります。制作や内容にもよりますが、早ければ1週間から10日程度で仕上がります。
加工までの流れ

お問い合わせ、ご注文

お見積依頼やお問い合わせ、ご注文などはFAX用シートをご用意しておりますのでご記入の上FAXをお送りください。また、データ入稿用のテンプレートもありますので、ご活用くださいますようお願いいたします。 お電話やメールなどでお問い合わせいただいても結構です。

見積用FAXシート

オリジナル品お申込みシート

のれん/データ入稿テンプレート(pdf形式)